日本が、世界に誇るホラーゲームのひとつサイレントヒルシリーズ!
後続の、ゲームやコンテンツに、多大なる影響を及ぼし…
なんと、実写映画化は今までに2本!
未だに、コラボレーション企画やグッズが発売!
まさに伝説のホラーゲームシリーズと言えるでしょう!
その先駆けとなった、記念すべき第1作目、初代『サイレントヒル』のレビューを書いていきたいと思います。
発売日 | 1999年3月4日 |
売上 | シリーズ累計840万本 |
プラットホーム | プレイステーション |
ジャンル | ホラーアドベンチャー |
発売元 | コナミ |
ゲーム説明
ストーリー

主人公ハリー・メイソンは、娘のシェリルが行きたがっていた田舎の観光地『サイレントヒル』へと車を走らせていた。
しかし、ハリーは睡魔に襲われ、ウトウトと居眠りをしてしまう。
ふと目が覚めると、目の前には少女が!
慌ててハンドルを切るも、時はすでに遅く
車ごと、崖から転落してしまう。
意識を取り戻したハリーは、助手席にいたはずのシェリルがいなくなっている事に気づく
いなくなってしまったシェリルを探すため
雪が降り、濃い霧に包まれたこの『サイレントヒル』を探しはじめる。
しかし、この街には見た事のない怪物が、あちこちに潜み、襲ってくる。
サイレンの音が街に響き渡れば、あたりは一変し、悪夢のような変貌を遂げる。
ハリーは、この街の謎を解き、シェリルを探し出す事ができるのだろうか…
これが、大まかなストーリーですね。
ここから、ハリーパパの奇妙な大冒険が、始まる訳です!
特に派手さはなく、地味に始まるのですが、逆にそこが妙な現実感があるんですよね!
サイレントヒルシリーズお得意の「静かなる恐怖」ってやつですね!
ゲームシステム

- 第三者視点のカメラワークで最近のゲームのカメラワークに近い
- ホラーゲームでおなじみの「探索」と「謎解き」
- 武器もホラーゲームでおなじみの「銃」や「鉄パイプ」
- 敵は異形のクリーチャー
さすがは、ホラーゲームの神祖!
ゲームシステムは最近のホラーゲームと、ほぼ変わりません!
他のホラーゲームが、影響を受けているのが分かりますね!
メニュー画面なども「バイオハザード」などをやった事のある方は、特に抵抗なく受け入れられると思いますよ。
ここが凄い!

ストーリーが今でも面白い
20年以上も前のゲームなのですが…
今でも、全然面白かった!!!
なんなら、最近やったゲームの中でも上位を争うストーリーの面白さ!
主人公ハリーパパの行く先々で、登場人物の何人かと出会うのですが、みんなひと癖あります。
そして、1人1人にストーリーがあり、それぞれが背負っている罪や、人間の嫌な部分が、まざまざと描かれています!
なぜサイレントヒルがこんな風になってしまったのかを知った時、私はとても切ない気持ちになりました…
恐ろしい裏世界

サイレントヒルシリーズには、「裏世界」と言われる世界観があります。
街を進んで行くと時折、サイレンの音と共に、街の様子がおぞましい異空間に姿を変えてしまうのです!
その様子は、冷たい鉄、赤錆、血肉、拷問された死体など、異常性や残虐性の塊のような世界。
もう、素直にね…
嫌だな~…
って気持ちになりました。笑
「裏世界」になってからの探索は、BGMと相成って、精神的に追い詰めらるような恐怖が感じられます。
元の世界から、「裏世界」に変貌する様子は、是非とも実際にプレイして、観て頂きたいですね!
異形のクリーチャー

これもサイレントヒルシリーズでは、お馴染みなのですが…
見た事も聞いた事もない、異形のクリーチャーがぞくぞくと現れます。
- 皮膚が全くない犬のような怪物
- 口から触手を垂らした猿型の怪物
- 鋭い爪を持った小動物様な怪物
などなど…
どのクリーチャーも嫌悪感を感じる姿をしていて、近づいて来るだけで…
うわ!近づくな!
って体が動いてしまいました。笑
中には、ボスの様なクリーチャーが何体か、出てくるのですが…
1番最初のボスが口を開けた時の衝撃と、ハリーパパの叫び声がすごかったです!
ちょっと気になる…

主人公が強くない
よくある主人公といえば、武器を使いこなし、軽快な動きで攻撃をかわすようなイメージがありますよね…
しかし、『サイレントヒル』の主人公は武器の扱いが不慣れで、動きはとても良いとは言えません。
主人公ハリー・メイソンは、しがないライターをしている、ただの中年一般男性なので、当然と言えば当然なんですよね。笑
そうすると…
戦闘に爽快感はないです
なのですが…
逆にリアリティはありました!!!
クリーチャーと戦う時、1対1ならなんとかなるのです。
しかし、2対1になると、無傷では済まないでしょう…
さらに、3対1なら、恐怖を感じるほど勝ち目はありません!
なので、街を探索する時は、いつもビクビクしてます。笑
この、ただの人間であると言う弱さのおかげで、リアルな恐怖感は味わえますよ。
ハードの用意が面倒

ハードをちゃんと持っている人には、関係ないかもしれませんが…
このゲームをプレイするのに結構、苦労してしまいました!
なぜなら…
私は、初代プレイステーションのソフトは互換性のあるプレイステーション3で遊んでいます。
HDMIで繋げるので、古いゲームも多少は映像が奇麗になって、重宝してるのですが…
この初代『サイレントヒル』は絶対に止めといた方がいいです!
プレイステーション3で起動すると高確率でバグが発生してしまうからです。
ゲームの中で、ハンドガンを撃つと反響音みたいなものが、ずっと鳴り続けると言う致命的なバグです。
クリーチャーを倒そうにも、銃を使うのをためらう程に、うるさいです。笑
初代『サイレントヒル』を遊ぶには、プレイステーション1か2のハードで遊ぶことを強くお勧めします!
プレイステーション1か2のハードなら、このバグは発生しません!
なので私は、初代『サイレントヒル』を遊ぶためだけに、PS2を買いましたとさ…涙
評価まとめ


20年以上たっても、このクオリティーは凄い!!!
人間のあさましさを描いた陰鬱なストーリーは、本当に現代でも通用する面白さです。
悪夢を切り取ったかのような「裏世界」や精神的に追い詰められるようなBGM
異形のクリーチャーなど、サイレントヒルシリーズの先駆けとなったゲームに相応しい内容になってると思います。
ただ、現代のゲームに比べると、やはり見劣りする部分も多々あります。
グラフィックはかなり荒いので、人によっては目がかなり疲れるかもしれません。
操作性もジョイスティック機能がなく、十字キーでやる事になるので、指が痛くなるかもしれません。
しかし!
この初代『サイレントヒル』を遊ぶことにより、この後に続く…
どれも名作と言われているサイレントヒルシリーズの内容が、分かりやすくなっていきます!
と言う事で…
星3.5です!!!
もし宜しければ、参考にしていただければ幸いです。
どうしてもゲームを用意するのがめんどくさい方は…
私が、実況解説した動画がありますので、是非ご覧ください!
表と裏の2本立てになっています。

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どうも。ゲーム大好きシバケンです!